「病院見学の申し込みメールって、どう書けばいいの?」「電話とメール、どっちで申し込むべき?」「メールを送ったのに返信が来ない…」——はじめて病院見学を申し込む医学生のみなさんは、こんなことで悩んでいるのではないでしょうか。
結論から言うと、病院見学の申し込みは、病院が指定する方法(申し込みフォームかメール)で、見学希望日の1か月前、人気病院なら1〜2か月前に送るのがおすすめです。指定がなければ、電話よりメールで大丈夫です。私も、電話で申し込んだことは一度もありません。
メールには、大学・学年・氏名、見学の候補日(複数)、見学したい診療科を必ず入れましょう。返信が来ないときは、まずは1週間ほど待って、それでも来なければ確認のメールを送ります。
この記事では、地方国公立医学部を卒業し、現在は市中病院で研修医1年目として働いている私が、病院見学の申し込みメールの書き方・そのまま使える例文とテンプレ・2回目以降のメール・返信が来ないときの対応・病院からの返信への返し方を解説します。

はじめての申し込みメールは、送信ボタンを押す指がふるえます。人生初のラブレターくらい緊張しますが、型さえ覚えれば2通目からはサクサク書けますよ!
病院見学の申し込みは電話とメールどっち?
結論:病院の指定に従う。指定がなければメール
病院見学の申し込み方法は、まず病院のホームページで指定を確認しましょう。最近は、ホームページの申し込みフォームから申し込む病院が多く、メールで受け付けている病院もあります。
私が申し込んだときも、メールか病院のフォームだけで、電話は一度も使いませんでした。
メールのほうがいい理由
- 担当の方が、忙しい時間に手を止めなくてすむ
- 候補日や診療科など、情報を正確に伝えられる
- やりとりが記録に残るので、日程の確認ミスが起きにくい
電話は、メールの返信がずっと来ないときや、見学の直前に急ぎの連絡が必要なときに使うくらいで十分です。
病院によっては、「申し込みはフォームのみ」「メールのみ」と決まっている場合があります。指定と違う方法で申し込むと、受け付けてもらえないこともあるので、必ずホームページの案内を確認しましょう。
病院見学の申し込みメールの書き方
送るタイミングは1か月前(人気病院は1〜2か月前)
病院のホームページでは「見学希望日の2週間前まで」としているところも多いですが、私は大体1か月前、人気病院なら1〜2か月前に申し込んでいました。
理由は、メールを送ってもすぐに日程が決まるわけではなく、返信がなかなか来ないこともあるからです。また、長期休みは2〜3つの病院をまとめて回ることが多いので、早めに1つずつ予定を入れていく必要があります。
申し込みメールに必ず入れる項目
- 件名:病院見学のお願い(○○大学医学部医学科○年 氏名)
- 宛名:病院名・部署名(臨床研修センター、人事課など)・担当者名
- あいさつと名乗り:大学名・学年・氏名
- 用件:病院見学をお願いしたいこと
- 見学の候補日:第1〜第3希望など、複数
- 見学したい診療科
- 見学が初回か、2回目以降か
- 結び:ご検討のお願い
- 署名:氏名(ふりがな)・大学・学年・メールアドレス・電話番号
特に大事なのが、候補日を複数書くことと見学したい診療科を書くことです。候補日が1日だけだと調整がしにくく、やりとりが何往復も必要になります。診療科も、申し込みのときに必ず聞かれます。
件名は「誰から・何の用件か」がひと目でわかるように
担当の方は、毎日たくさんのメールを受け取っています。件名は、「病院見学のお願い」+大学名・学年・氏名にしておくと、ほかのメールに埋もれにくくなります。
- ○:病院見学のお願い(○○大学医学部医学科5年 ○○○○)
- ×:見学について
- ×:(件名なし)

件名なしのメールは、差出人不明の宅配便みたいなもの。開けてもらえる前に、迷惑メールフォルダの奥地へ旅立ってしまうかもしれません…。
病院見学の申し込みメール例文・テンプレ【見本】
ここからは、そのまま使える病院見学の申し込みメールの例文を紹介します。【】の部分を、自分の情報に書きかえて使ってください。
例文①初回の病院見学のお願いメール(基本テンプレ)
件名:病院見学のお願い(【○○大学医学部医学科5年 ○○○○】)
【○○病院 臨床研修センター】
【ご担当者様】
はじめてご連絡いたします。
【○○大学医学部医学科5年】の【○○○○】と申します。
貴院の初期臨床研修に関心があり、ぜひ病院見学をさせていただきたく、ご連絡いたしました。
お忙しいところ恐れ入りますが、下記の日程で見学をご検討いただけますと幸いです。
■見学希望日
第1希望:【○月○日(○)】
第2希望:【○月○日(○)】
第3希望:【○月○日(○)】
※上記以外でも、【○月○日〜○月○日】の期間であれば調整可能です。
■見学希望の診療科
【救急科、内科(可能であれば消化器内科)】
■見学回数
初めての見学です。
ご多用のところ恐縮ですが、ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
――――――――――――
【○○ ○○(ふりがな)】
【○○大学 医学部医学科 5年】
メール:【○○○○@○○.ac.jp】
電話番号:【○○○-○○○○-○○○○】
――――――――――――
「上記以外でも、この期間なら調整可能です」と書いておくと、病院側も日程を提案しやすくなります。長期休みの期間を書いておくのがおすすめです。
例文②2回目以降の病院見学メール
2回目以降の見学では、前回の見学日と見学した科、前回のお礼、今回見学したい科と理由を書くのがポイントです。私は受験する病院には3回ずつ見学に行きました。2回目以降の申し込みでは、「もう一度見学したい理由」を伝えると、志望度の高さが自然に伝わります。
件名:病院見学のお願い(2回目)(【○○大学医学部医学科6年 ○○○○】)
【○○病院 人事課】
【○○ ○○様】
お世話になっております。
【○○大学医学部医学科6年】の【○○○○】です。
【○月○日】に【救急科】の見学をさせていただき、誠にありがとうございました。
前回の見学で、【研修医の先生方が救急の初期対応を積極的に担当されている姿】が印象に残り、貴院での研修への思いが一層強くなりました。
つきましては、今回は【内科での研修医の先生方の働き方】も拝見したく、再度、病院見学をお願いしたくご連絡いたしました。
■見学希望日
第1希望:【○月○日(○)】
第2希望:【○月○日(○)】
第3希望:【○月○日(○)】
■見学希望の診療科
【総合内科、または消化器内科】
■見学回数
2回目の見学です(前回:【○月○日 救急科】)。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
(署名は例文①と同じ)
例文③長期休みにまとめて見学したいときのメール
長期休みに遠方の病院をまとめて回るときは、見学できる期間と、ほかの病院の予定で埋まっている日を考えて候補日を出します。
■見学希望日
【○月○日(○)〜○月○日(○)】の期間で、ご都合のよい日に見学させていただけますと幸いです。
※【○月○日・○日】は、すでに予定が入っております。

長期休みの病院見学は、複数の病院の日程を組み合わせるパズルゲームです。1つ決まったら次をはめる。一気に全部はめようとすると、ピースが重なって崩壊します(笑)
病院見学のメールの返信が来ないときは?
まずは1週間ほど待つ
申し込みメールを送っても、すぐに返信が来るとは限りません。担当の方は、各診療科と日程を調整してから返信してくれることが多いので、時間がかかるのはふつうのことです。
私も、返信がなかなか来ないことがありましたが、待っていたらちゃんと来ました。返信待ちのあいだは、ほかの病院の予定も決められず、毎日メールボックスを開いてしまいますが、あせらずに待ちましょう。
返信が来ないときにチェックすること
- 迷惑メールフォルダに入っていないか
- 送信先のアドレスが間違っていないか(送信済みフォルダで確認)
- 病院のホームページに「返信までの目安」や「返信がない場合の連絡方法」が書かれていないか
たとえば東京警察病院では、「1週間たっても返信がない場合は電話で確認を」と案内しています。1週間ほどたっても返信がなければ、確認のメールを送り、それでも返事がなければ電話という順番がよいと思います。
例文④返信が来ないときの確認メール
件名:【再送】病院見学のお願い(【○○大学医学部医学科5年 ○○○○】)
【○○病院 臨床研修センター】
【ご担当者様】
お世話になっております。
【○○大学医学部医学科5年】の【○○○○】です。
【○月○日】に、病院見学のお願いのメールをお送りいたしましたが、届いておりますでしょうか。
行き違いでしたら申し訳ございません。念のため、以下に前回の内容を再送いたします。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
(署名)
――――――(以下、前回のメール)――――――
確認のメールでは、「返信をください」と催促するのではなく、「届いておりますでしょうか」と確認する形にするのがポイントです。
病院見学の申し込みメールへの返信が来たら?
病院から日程の連絡が来たら、内容によって返信します。私も、日程の確定や調整の連絡には返信していました。
- 日程が決まった・確認を求められている → 承知した旨とお礼を返信する
- 候補日がすべて難しく、別の日を提案された → 都合を返信する
- 持ち物や集合場所などの連絡だけで、返信不要と書かれている → 返信しなくてもOK
例文⑤日程が決まったときの返信
件名:Re: 病院見学の日程について
【○○病院 臨床研修センター】
【○○ ○○様】
お世話になっております。
【○○大学医学部医学科5年】の【○○○○】です。
このたびは、見学の日程をご調整いただき、誠にありがとうございます。
【○月○日(○)○時に○○】、承知いたしました。
当日は、どうぞよろしくお願いいたします。
(署名)
件名は、「Re:」をつけたまま返信すれば大丈夫です。どのメールへの返事か、担当の方がすぐわかります。
例文⑥別の日程を提案されたときの返信
お世話になっております。
【○○大学医学部医学科5年】の【○○○○】です。
ご調整いただき、誠にありがとうございます。
ご提案いただいた【○月○日(○)】で、ぜひ見学させていただきたく存じます。
当日は、どうぞよろしくお願いいたします。
(署名)
病院見学の申し込みメールに関するよくある質問
Q. 大学のメールアドレスと個人のアドレス、どっちを使う?
A. 大学のメールアドレスがおすすめです。医学生であることがひと目でわかり、迷惑メールにも振り分けられにくくなります。個人のアドレスを使う場合は、名前がわかるアドレスにしましょう。
Q. 何時ごろに送ればいい?
A. 平日の日中に送るのが無難です。夜遅くに書いた場合は、予約送信を使って翌朝に届くようにするとよいでしょう。
Q. 見学したい診療科が決まっていないときは?
A. 迷ったら、救急科か内科がおすすめです。救急科は研修医がどこまで任されているかがわかり、内科は初期研修で一番長く回る科です。
Q. 交通費や宿泊の補助について、メールで聞いてもいい?
A. まずはホームページで確認しましょう。書かれていない場合は、申し込みメールの最後に「交通費の補助について伺ってもよろしいでしょうか」と、ひと言そえる程度なら問題ないと思います。
まとめ:申し込みメールは早めに・候補日は複数で
- 病院見学の申し込みは、電話よりメール。病院の指定(フォームなど)があればそれに従う
- 送るタイミングは1か月前、人気病院は1〜2か月前
- 件名は「病院見学のお願い(大学・学年・氏名)」
- 大学・学年・氏名、候補日(複数)、診療科、見学回数、署名を必ず入れる
- 2回目以降は、前回の見学日・科・お礼と、今回見たいことを書く
- 返信が来ないときは、1週間ほど待つ→確認メール→電話の順で
- 病院からの返信には、日程の確定や提案があれば、お礼と承知の返信をする
申し込みメールは、病院とのはじめてのやりとりです。型さえ押さえれば、むずかしくありません。早めに送って、余裕のある見学スケジュールを組んでください。この記事が、病院見学を申し込む医学生の参考になればうれしいです。



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