こんな意見も耳にした人もいるのではないでしょうか。
結論、医学部の恋愛には、他の学部とは違う特有のドロドロさがあります。
現役医学生の筆者も学部内のドロドロの恋愛をたくさん見てきました。他の医学生の友達・先輩からもたくさんそういった話を聞きます。ドロドロしすぎていて千と千尋の神隠しに出てくるオクサレ様になってしまいそうなものもありました。
当記事では、
以上、医学部生の恋愛事情について医学生の立場からご紹介していきます!
【医学部の恋愛事情・あるある】医学部生の恋愛はドロドロ?
医学部だったら恋愛や遊びなんかする時間はなくて勉強しかできないんじゃないかと思われることもありますが、そんなことはありません。医学部生でも人並みに恋愛をしています。
ただし、医学生の場合は医学部ゆえにドロドロした恋愛に発展しやすいという特徴があります。医学部生のドロドロした恋愛事情・恋愛あるあるは次のようなものです。
- 恋愛対象が被りやすい
- 付き合ったら半同棲になりがち
- 別れてもまた同じ人と付き合うことも多い
- 恋愛のトラブルがあった人とも関わらなければならない
- 歳の差カップルが多い
- 5年生・6年生は恋愛の転機
ここでは、以上の医学部恋愛あるあるについて説明していきます。
恋愛あるある①恋愛対象が被りやすい
医学部の恋愛あるあるとして恋愛対象が被りやすいということです。
- 仲の良い友達同士で同じ人を好きになる
- 友達の元カレ・元カノと誰かが付き合う
このようなことは多いです。医学部特有のコミュニティの狭さ故かもしれません。
被ったのが趣味や考え方ならより仲も深まるきっかけにもなるため悪いことはないでしょう。ただし、恋愛においては違います。
仲の良い人同士で好きな人が被るとトラブルにもなりやすいです。
- 友達に遠慮して身を引く?
- 関係がこじれるのを遠慮せずに告白する?
- 友達にどのように言う?
様々な葛藤があり、そこで判断を間違えば、その友達との関係悪化につながってしまうことも多いです。
自分が好きになった人を実は友達も好きで、そのことを知らずに付き合ってしまうこともあります。そうなると、人によっては友情関係が揺らぐこともあるのです。
その友達は、嫌でも恋人を取られたことに対する嫉妬心や妬みを感じてしまうかもしれませんし、なんで言ってくれなかったのかという怒りを感じる人もいるでしょう。
付き合ってしまった側は、そのような状況なったことに対して罪悪感やうしろめたさを感じてしまい、うまく話せなくなることもあります。
また、友達の元カノ・元カレが自分の知り合いと付き合うということも多いです。
知らないうちに自分の元カレ・元カノと部活の先輩や後輩が付き合っているなんてことも
そのような状況になると、会ったときに気まずさを感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
もっと悪い例でいうと、自分の元カレ・元カノをセフレにしたりする人がいることもあります。
自分がそういったことを気にしないのであれば問題ありませんが、普通の人は気にするので、このような人がいることが友情関係が泥沼化する原因の一つでもあります。
恋人関係のトラブルはごたごたになりやすく引きずりやすいため、トラブルが起きれば関係悪化に直結しますし、その後関係を修復するというのはかなり難しいです。
閉鎖的な空間ゆえに、医学部にいるとこういうことが割と平気で起こります。
恋愛あるある②付き合ったら半同棲になりがち
カップルが付き合うと半同棲になりがちというのも医学部の恋愛あるあるです。男側の家か女側の家のどちらか一方に住み着くようになります。
医学生の場合、全国から学生が集まっており、1人暮らしをしている人が多いことが原因でしょう。
歯ブラシや洋服、その他必要なものを恋人の家にもっていき、家具を動かして荷物の置き場所を確保して住む環境を整えていきます。夜はいつも一緒のベッドで寝るし、家事も分担するようになります。
合鍵をもらったり家の暗証番号を教えてもらったりしたら、その家の住人がいないときでも出入りするようになります。
このような半同棲の恋愛が医学部では割と一般的です。
ただし、出会いがあれば別れも存在するのが非情な現実。半同棲していたカップルは別れてすぐ関係が終了というわけにはいかないようです。
いきなり1人の生活になると寂しさに耐えられず、別れた後も関係を続けてしまったり、連絡を取り続けたりしてしまうようです。他の人を巻き込んで寂しさの穴埋めをする人もいます。
別れの季節になると、医学部生同士の恋愛関係が入り乱れすぎて、カオスソルジャーになります。
別れた後、泥沼化するカップルが多いのは半同棲しているカップルが多いからでしょう。
恋愛あるある③別れてもまた同じ人と付き合うことも多い
別れてもまた同じ人と付き合うことが多いというのも医学部恋愛あるあるです。
コミュニティが狭く、会う機会も多いので、関係を断つのが難しいためでしょう。
多くのカップルは別れたと思っても気づいたら付き合っていますし、別れてもどうせすぐまた付き合うとうわさされるようになります。
自分の知っていた人で10回以上付き合って別れてを繰り返していた復縁のプロもいます。
付き合って別れてを繰り返していると、メンタルもかなり擦り減りますし、2人の関係もあいまいになっていきます。2人だけの問題だけでなく、周りを巻き込んで発展していくこともあるので、そうなると完全に泥沼です。
恋愛あるある④恋愛トラブルがあった人とも関わらなければならない
恋愛トラブルがあった人と関わりを断ちづらいというのも医学部の恋愛あるあるの1つです。
医学部ではコミュニティが閉鎖的なうえ、実習や講義、部活などで6年間同じ時を過ごすことになります。退学でもしない限り、医学部のコミュニティからは抜け出すことはできません。
そうなると、恋愛関係のトラブルがあってできれば会いたくない人でも居合わせることが時々あります。
3人の実習グループなんかで2人が居合わせたら、出会った2人はもちろん気まずいでしょうし、あなたがそのグループのもう1人であれば、かなり気を遣うことになります。
このような会いたくない・会わせたくない2人がよく居合わせるというのも医学部あるあるです。
筆者の周りでも、ある女性の元カレと今カレ、そして本人が何度も居合わせることがありました。一触即発の雰囲気で、放屁しそうになります。
恋愛あるある⑤歳の差カップルが多い
医学部の恋愛あるある5つ目が、歳の差カップルが多いということです。
歳の差カップルが多い原因には、医学部に浪人生が多いことが挙げられます。男子の浪人生が多い一方、女子の浪人生は少ない傾向にあるため、年上の男子と年下の女子が付き合うということがよく起きます。
医学部の場合、3浪以上の人や再受験の人、編入生も多いため、恋愛でかなりの歳の差カップルもできやすいです。
地方医学部だと特に顕著で、編入生や再受験生も多いため、10歳以上の歳の差カップルもいましたよ。
また、医学部では部活に入る人が多く、縦のつながりも深いため、先輩と後輩が付き合うということも多いのも原因の1つでしょう。
恋愛あるある⑥5年生・6年生は恋愛の転機
医学部の5年生・6年生は恋愛の転機になることが多いです。
これは、
- 年齢
- 勤務先
の2つの点で様々な葛藤があるからです。
5年生・6年生になると、25歳前後になってきます。学生の頃のような楽しいだけの恋愛はできません。今付き合っている恋人と結婚まで考えるのか、別れて将来の勤務先で結婚相手を見つけるのか、様々な葛藤があるでしょう。特に女性の場合は、妊娠のタイミングもあるので真剣に考えなればならなくなるでしょう。
また、5年生・6年生では、研修医になった先のことまで考えなければなりません。大学を卒業して研修医になったら、大学に近い病院で就職するのか、自分の勤務したい場所へ出ていくのか決断する必要があります。
今いる場所と違う場所を出て、大学から遠く離れた病院で就職するのであれば、今の恋人との関係は見直さなければなりません。遠距離恋愛になったとしても信じて付き合い続けるのか、別れて勤務先で新たな出会いを楽しむのか、それともとりあえず恋愛とは距離を置いて仕事に集中するのか、決断しなければなりません。
このように、医学部の5年生・6年生は恋愛の転機となります。そのため、医学部5年生や6年生で結婚する人もそこそこ多いですし、別れを選択する人も多いです。
医学部生の恋愛はドロドロ?になる理由
ここまで医学部の恋愛あるあるについてみてきました。ドロドロした恋愛事情も多数紹介しました。
ここからは医学部の恋愛がどうしてドロドロになるのか医学部の特徴に注目して説明します。
▼医学部の恋愛がドロドロになる原因
- コミュニティが狭い
- 恋愛のごたごたはすぐに広まる
- 恋愛経験の少ない人も多い
理由①コミュニティが狭い
医学部の恋愛がドロドロになる原因の最大の理由は、コミュニティが狭いからです。
医学部が属するキャンパスは他の学部のキャンパスと分けられ、医療系の学部でひとまとめにされることが多いです。そのうえ、ほとんどの医学部は都市の中心から離れた郊外の比較的田舎の方に立地しています。
そのため、医学生が大学内で交流できる学生は、医学科や看護学科、薬学部の学生やその他コメディカルの学生ばかりで、他の学生や社会人と交流するのは比較的難しいと言えます。
さらに、その小さなコミュニティの中でも交流を持てる学生は、部活で出会った人や同じ医学科内の人だけでしょう。そうなると、必然的に恋愛の場も部活内か学科内となります。同じコミュニティで恋愛をすれば、友達や先輩の元カノと恋人関係になったり、自分の元カノが友達や後輩の彼女となったり、友達と好きな人が被ったりすることもあります。
また、コミュニティが狭いと属すコミュニティを変えることも難しいので、元カレ・元カノとの関係も絶ちづらいでしょう。
そのため、人によっては恋愛対象が被って友達や先輩・後輩との関係が悪化したり、付き合って別れてを繰り返したり、恋愛トラブルがあった人とも付き合わなければならなかったりすることもあるのです。
以上のように、医学部のコミュニティは比較的狭いことが多いので、そのコミュニティ内で恋愛すればごたごたが起きやすいのです。
理由②恋愛のごたごたはすぐに広まる
医学部の恋愛がドロドロになる直接的な原因というわけではありませんが、恋愛のごたごたはすぐに広まる傾向にあることが、医学部の恋愛がドロドロだと言われることに拍車をかけていると感じています。
普通の人はコミュニティ内ではごたごたに発展するようなことは言いませんが、田舎の方にある大学の場合、言わなくてもバレてしまいます。家から出れば必ず誰かには出会うので、誰か異性と2人でいる現場や浮気現場などを見つけられてしまうのです。
普通だとバレないようなことも、田舎にある医学部だからこそバレてしまい、医学部の恋愛はドロドロだと言わてしまうのではないでしょうか。
理由③恋愛経験の少ない人も多い
恋愛経験が少ない人が多いことも医学部の恋愛がドロドロになる原因の1つだと感じています。
医学部に所属する学生は、偏差値の高い高校から入学してくる人が多いです。偏差値の高い高校は、男子校や女子高が多いので、恋愛とは無縁の高校生活を送ってきた人も多くいます。
恋愛経験を積まずに大学に入っていきなり恋愛を始めると、こじれてしまうこともよくあります。普通の恋愛をしてきた人であればしないようなことも平気でしてしまうのです。
恋人と付き合いながら他の人と浮気したり、友達の彼女に手を出したり、同じコミュニティのいろんな人に手を出したりと、まるでスクールデイズの伊藤誠のようなことをしでかします。
また、恋愛経験を積んできていない医学生の中には、プライドの高い人も多いので、友達と恋愛対象が被るとトラブルにもなりやすいです。
このように、恋愛経験が少ない人が多いことも医学部の恋愛がドロドロになる原因でしょう。
まとめ:医学部内のドロドロした恋愛事情・あるある
医学部のドロドロした恋愛事情・あるあるについて説明してきました。
医学部で部活に恋に勉強に、充実した楽しいキャンパスライフを送るには、
- 狭いコミュニティであること
- 恋愛のごたごたを起こすとすぐに広まるということ
- 医学部には恋愛経験の少ない人が多いということ
をきちんと理解したうえで、周りの人たちとうまく付き合っていくことが大切です。
後先考えず行動するのではなく、きちんと周りに迷惑をかけたり恨まれたりしないように行動するようにし、友達との関係を壊してまで異性に執着するような人とは付き合わないようにしましょう。
ドロドロした恋愛に悩まされたくない場合は、いろいろなコミュニティを持つことも大切です。部活のコミュニティや趣味のコミュニティ、バイトのコミュニティなど多数コミュニティに属しておくことで1つのコミュニティに依存しなくて済みます。
ただし、たくさんのコミュニティに属せば、予定が被ってどこかの予定を断らなければならなくなります。どこかをなおざりにしたりしてはいけません。付き合ってくれる友達に感謝の気持ちをもって接するようにしましょう。
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