暗記は、受験や試験、資格の取得など様々な勉強の場面で必要になってきます。
やることがたくさんあって、暗記に割く時間が取れないから、とにかく短時間で暗記がしたい。とにかく効率的に暗記できるコツが知りたいと考えている人も多いはず。
今回は東大生もやっている超効率的暗記法をご紹介します。
この記事を読めば、高速で暗記できるようになり、余った時間をほかの勉強にあてたり、自分の趣味の時間にあてたりと、時間を有意義に過ごすことができるようになります。
てきぱきと仕事をこなしていくあなたを見て周囲からの評価も上がるはずです。
ぜひ今回紹介する暗記術を自分のものにしてください。
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目次 東大生もやっている超効率的暗記法
1.暗記箇所を絞って覚える
2.歴史から学ぶ
3.忘れることを前提にする
4.まず暗記に取り組む
5.苦手なものから暗記する
暗記、勉強が苦手な人は最初から完璧に1回で覚えようとします。一方、暗記が得意な人は、暗記箇所を絞って覚え、最初に最低限の知識の枠組みを作ってから積み上げるように暗記していきます。以下がそのモデルになります。
「最初から完璧に1回で覚える」のがダメな理由は以下の通りです。
・覚えたつもりになっただけで完璧に覚えられていないことが大半だから。(自分では9割分かったつもりでも実際には7割も覚えられていない)
効率的に暗記するときに必ず必要になるのが、不必要な箇所をできる限り覚えないということになります。
はじめて勉強するときはどこが重要でどこが不必要な部分かわかりません。太字になっているところ、マーカーが引かれているところなどちょっとは推測できるかもしれませんが、太字でもここはあまり出ないといった箇所や小さい文字で書かれているけど実は重要な部分というのが存在します。さらに、その暗記で覚えないといけないのは、選択肢を並び替えられれば良いのか、詳細な数字まで絡めて覚えなければならないのかといった使う機会にまで注目して覚えなければなりません。そういった部分までは、ほとんどの場合、わからないでしょう。
また、覚えたつもりになっていても実際は勘違いしていたり、正しく覚えられていなかったりします。参考書で何らかの勉強を一周してもう一度参考書をとき、これはそういう意味だったのかと思った経験はありませんか。これが覚えたつもりになっているということです。これは自分の中にその知識の枠組みができていないから起こります。
そのため、まず必要かどうかわからないところはどんどん削って、必ず必要な部分だけを抽出して覚え、知識の枠組みを作る必要があります。それができた後、何らかの参考書を読んだり、問題を解いたりすることで知識を積み重ねていきます。このように暗記することで、重要な箇所は何度も繰り返し覚えるため定着し、さらに応用的な知識を新たに取り入れることができるため、段階的に点数が伸びていきます。
最初に勉強するときに重要なのはまず知識の枠組みを作ることだということはお話ししました。ではどうやって最初の勉強で重要な箇所を見抜くか。
もっともよい方法は、まず過去問を解くことです。
最初に過去問を解いても何もわからないと思われるかもしれません。全くその通りです。
しかし、初学者にとって過去問ほど参考になるものはないのです。過去問には実際に問われるほどの重要な部分しか載っていません。過去問を解くことでどこが重要なのかがざっとわかります。答えを見ながらでもよいので解いてみましょう。そうすることで、超大雑把な知識の枠組みが得られるはずです。それを頼りに本や参考書、講義動画を使って勉強をしていくと良いと思います。
昔の言葉に「愚者は経験に学び、賢者は歴史から学ぶ。」というものがあります。愚かな人は、自分の成功もしくは失敗した経験からしか学べないが、賢い人は、自分以外の誰か、特に成功者の経験をもとに学ぶことができるというものです。この言葉から学べるのは以下のことです。
・自分以外の成功者の意見を積極的に取り入れる
・一番売れている参考書・評判が良い参考書を使う
暗記ができない人は、独自の手法で、だれも使っていない独自の参考書を使って勉強します。これでは、まったく過去(成功者の経験)から学ぶことができていません。
まず自分の成功体験に固執せず自分以外の成功者の意見を積極的に取り入れましょう。その時自分がうまくいったのは、偶然かもしれません。また、その成功体験と同じ方法が今回にも通用する保証はありません。自分の成功体験と自分以外の成功者の方法を組み合わせたり、成功者の良い部分を取り入れたりしてより良い方法で暗記しましょう。成功者の意見・方法には何らかの裏付けがあります。その成功者のテクニックを盗むことがよりより暗記法、ひいてはより良い暗記法へと近づきます。
また、参考書は一番売れているもの・評判が良いものを選びましょう。一番売れている、評判がいいのには理由があります。自分よりその分野についてくわしい人たちが経験してきた結果がそこに現れているのです。
この記事を読んだ皆さんも、自分の経験だけでなく、人の意見・手法を積極的に取り入れて、よりよい方法で勉強しましょう。
忘れることに過度に敏感になっていませんか?
人間だれしも忘れます。忘れるというのは当たり前のことなのです。
その時覚えたことを試験まで覚えていられるか不安になるのはよくあることですが、その知識が重要なものである場合、ほとんどの情報は試験までにまた触れることになります。
もし触れることがないのであれば、その知識は重要度が低い、覚えなくても良い知識である可能性が高いです。
効率的に暗記するときに必ず必要になるのが、不必要な箇所をできる限り覚えないということだということは先ほど話しました。3か月勉強してもう一度触れなかった知識なんて必要ないと思いませんか?
暗記するうえで忘れることは当たり前のことなのです。忘れることを前提として何度も覚えなおすことで知識を定着させていきましょう。これが、暗記が得意な人が積み上げて勉強していく理由なのです。
どうしてこんなこと覚えなければならないんだ?まずどうしてこんなこと覚えないといけないんだと考えていませんか?
覚える理由を考える前に覚えましょう。
世の中には、覚えなくてもいいかもしれないけれど試験で問われること、自分には必要ないけれど試験合格のためには覚えなければならないこと、今の自分ではその知識の重要性に気づけないことが多々あります。
そういうものだと割り切って覚えられる強さはどんな効率的暗記法余地も優れています。時間をかければ絶対にそう考える人の方が、知識量が多くなるからです。つべこべ言わず、まず覚えられるということにはそれだけで価値があります。
そしてすぐに覚えるという行動に移しましょう。
学校に行ってから覚えるのではなく、学校に行く前に覚える。
電車に乗ってから覚えるのではなく、電車に乗る前に覚える。
遊びが終わってから覚えるのではなく、覚えてから遊びに行きましょう。
すぐに行動できることもそれだけでスキルになります。
何よりもまず覚えてみるということを覚えておきましょう。
皆さんは苦手なもの、嫌いなことを何かと理由をつけて後回しにしていませんか?
実際の仕事で稼ぐ場合や、スポーツを行う上では、苦手なもの、嫌いなことには手を付けず、好きなもの得意なことを伸ばし続けるのが良いのかもしれません。
しかし、試験勉強の場合、話は違います。
苦手なことから行うのが鉄則です。
苦手なものから行った方が良い理由は簡単です。点数の伸びる幅が大きく、それにかかる労力も比較的少なくて済むからです。
90点を100点に上げるより、50点を80点に上げる方が圧倒的に簡単だということは知っていると思います。パレートの法則によれば、80点をとるのに2割の時間がかかり、100点を取るのに8割の時間がかかるそうです。
苦手なものをやる方が圧倒的にコスパは良いので、この記事を読んだ皆さんは嫌い、苦手だからと言って敬遠するのではなく、まず手を付けてみましょう。
今回は暗記するうえで超効率的な方法を小手先のテクニックではなく根本的な方法という観点から紹介しました。
1.暗記箇所を絞って覚える
2.歴史から学ぶ
3.忘れることを前提にする
4.まず暗記に取り組む
5.苦手なものから暗記する
これらをどんな勉強を行うときにも意識することが大切です。
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