当記事に辿り着いた人の中には、実際に部活をやめたいと思っている人や部活を本当にやめるべきかどうか迷っている人、部活を辞めたら今後どうなるのだろうかと不安な人など様々な人がいるでしょう。
「医学部 部活 やめる」「医学部 部活 辞めたい」と検索すると、「部活を辞めたいなら部活はすぐにやめるべきだ」という記事がよく出てきます。
本当に辛いなら部活なんてすぐやめるべきなのでしょうか。嫌なことからはすぐに逃げるべきなのでしょうか。
僕はそうは思いません。
何事も辛いからといって何も考えずすぐに辞めてしまうと、何の学びも喜びも得られない上に、将来後悔することにもなりかねないからです。
ただ、どんな辛いことも必ず継続するべきだとも思いません。努力の方向性が間違っていること、続ける意味のないことだってあるからです。
そこで、当記事では、医学部の部活を辞めたい人向けに、本当に部活をやめるべきなのか、部活をやめる時にはどんなふうに辞めれば良いのかということについて説明しました。
部活を一度辞めてしまえばもう一度入部するのは難しいです。ぜひ当記事を参考に、部活をやめるという選択が自分にとって本当に後悔しない選択なのかきちんと見極めた上で判断するようにしましょう。
【医学部生向け】部活をやめたい時に考えるべきこと
医学部に通う学生の多くは、何らかの部活に入っていることが多いでしょう。そういった人の中には、楽しいはずの部活がいつの間にか大きなストレスや負担に代わっているということはよくあります。
ただ、今しんどいからといって部活を辞めてしまえば、もう一度その部に入部するというのは難しいですし、後悔することにもなりかねないため、慎重に考えることが重要です。
ここでは、部活を辞めたいときに考えるポイント・手順について説明します。
- 部活を辞めたいと思った理由を確認する
- 部活に入った目的や続けていた理由を確認する
- 部活をやめることが部活を辞めたい原因を解決する方法として正しいのか考える
以上の流れに沿って説明していきます。
部活を辞めたいと思った理由を確認する
まずは部活を辞めたいと思った本音の理由を再度確認しましょう。
- 部活が厳しすぎる(休みたくても休めない、練習時間が長すぎる、練習の頻度が多いなど)
- 苦手な人や先輩、後輩がいて、友人関係や上下関係がきつい
- 大会費や遠征費、飲み会などでお金がかかりすぎる
- 部活の他にやりたいことができた
部活を辞めたい理由として主なものをいくつか挙げてみました。もしかしたらこの中にあなたが部活を辞めたいと思った理由があるかもしれませんし、ここにあげた理由以外の理由で辞めたいと思ったのかもしれません。
様々な理由があるとは思いますが、まずはとりあえずあなたが部活を辞めたいと思った本音の理由を再度確認してみましょう。
部活に入った目的や続けていた理由を確認する
次に、部活に入った目的や続けていた理由を再度確認してみましょう。
- 部の活動自体が好き、もしくは上達したいと思った
- その部の友人や先輩との関係が楽しかった
- 試験や勉強に関する資料や情報が必要だった
以上のように部活に入った理由や続けている目的にも色々あると思います。それらについてもう一度思い出してみましょう。
部活をやめることが部活を辞めたい原因を解決する方法として正しいのか考える
部活を辞めたいと思った理由と入った目的をきちんと整理した上で、部活を辞めたい原因を解決する方法として部活をやめることが正しいことなのか考えてみましょう。
例えば、部活に入った目的が試験や勉強に関する資料や情報が必要だったからという人で、勉強資料がすでに手に入ったのであれば、もうその部活に入り続ける理由もないため、退部すべきだと言えます。
また、部の友人や先輩との関係が楽しくて部活に入ったという人で、部活が厳しく休みたくても休めなかったり、練習時間や頻度が多すぎたりして苦しいため辞めたいと思った場合も、楽しいはずの部活を苦しい思いをしてまで続けるべきではないので辞めるべきだと思います。
本当に仲の良い人であれば、きちんと辞めることを相談し、けじめをつけたら、その人との関係が悪化するということはないと思います。
僕の大学にも部活を辞めたけどその部の人と仲良くしている人はいますよ。
一方、部の活動自体が好き、もしくは上達したいと思って部活に入ったのに、厳しい先輩がいたり、苦手な友人や後輩がいたりするからという理由で部活を辞めたいと考えているのであれば辞めることはおすすめしません。
この理由は、部活をやめることは逃げることと同じだからです。厳しい先輩がいるのであれば、その先輩に認められるくらい上手くなる努力をしてみましょう。厳しく叱ってくれる、言ってくれる先輩がいることはありがたいことです。
また、部のほとんどの人とは良好な関係を築いているのに、友人や後輩に数人苦手な人がいるのであれば、嫌なことは嫌だとはっきりと言う、もしくはその人のことは気にしないことが大切です。
自分が好きな部活をなぜ他人が原因で辞めなければならないのでしょうか。
自分のやりたいこと、好きなことに他人は関係ありません。医者になった時にも、苦手な同期や先輩がいたら、すぐに転職を考えるのでしょうか。
すぐに転職を繰り返すような人は、逃げ癖がついてしまい、絶対に成功しないでしょう。自分にやりたいことがあっても何かに理由をつけて必ずすぐに辞めてしまいます。
また、大会費や遠征費、飲み会などでお金がかかりすぎるから辞めたいと思っている場合も、本当に部活が好きで続けたいのであれば、大学の成績に支障が出ない範囲でバイトをしたり、飲み会や遠征などの参加を減らすことで解決できるかもしれません。
部活が嫌な理由、辞めようと思っている理由を他人のせい、他のことのせいにせず、まずは自分に非がないのか、改善できないか考えることが大切です。
嫌なことを他人のせい、他のことのせいにしている人はいつまでたっても成功しませんよ。
また、今は辞めたい気持ちでいっぱいかもしれませんが、部活を続けた先、引退の時に部活を続けてきて良かったな、色々あったけど楽しかったなと思える日が来る場合も多いです。
最後まで部活を続ければ、引退後もその部の先輩として練習に参加できたり、後輩と交流できたりするのもメリットです。
【医学部生向け】部活をやめるときのポイント
ここまで、部活をやめることが悪いかのように説明してきましたが、そんなことはありません。
部活を続ける理由もなく辛いだけなのに、続けているのは単純に時間の無駄です。できるだけ早くやめることが賢明な判断だと言えます。
とは言っても部活をやめるというのは勇気もメンタルも必要ですし、なかなか踏み出せないという人も多いでしょう。
そこで、ここでは医学部の部活を辞めたい人向けに部活をやめるためのポイントについて説明します。
- まずは親しい人に相談する
- 部活を辞めて失うものはそれまでだと割り切る
- 他人よりも自分を優先する
以上のポイントを踏まえた上で、一歩踏み出すようにしましょう。
まずは親しい人に相談する
まずは親しい友人や先輩、後輩に辞めたいという意思と理由をきちんと伝えることが大切です。
親しい人へ相談するべき理由は、以下の2つです。
- 部活を辞めても信頼してくれている仲間は残る
- 打ち明けることで気持ちが楽になる
あなたのことをきちんとわかってくれる人を作ることは本当に大切です。そういう人を作っておくことで部活を辞めた後も孤立せずに済みますし、あなたが抱えているストレスや不満も誰かに話すことで少しだけスッキリします。
そのため、まずは親しい人へ相談するようにしましょう。
部活を辞めて失うものはそれまでだと割り切る
部活をやめようとする上で重要になるのが、部活を辞めて失うものはそれまでだと考えることです。
部活を辞めれば、ストレスから解放され、それまで部活にかかっていたお金や時間が自分の元に残る一方で、失うものも多くあります。
その部活で築いてきた先輩、後輩との人間関係や友人関係が希薄になってしまったり、今後その部で行われるイベントや行事には参加できなくなってしまったりします。
そういったことがあることも納得した上で、部活を辞めて失うものはそれまでだときちんと割り切ることが重要です。
また、本当に仲の良い人であれば、きちんと辞めることを相談して理解を得れば、関係が悪化することもないはずです。本当に親しい人であればいなくなることはないので、安心しましょう。
他人よりも自分を優先する
最後に、部活をやめる上では他人よりも自分を優先することが大切です。
特に医学部の部活で多いですが、人数の少ない部活であれば、あなたがやめることでどこかの役割に穴ができてしまいます。そのため、部員の中で穴埋めをする、もしくは代役を探さなければならず、やめる場合に少なからず迷惑がかかってしまいます。
心優しい人の中には、自分を殺して部活を続けるべきと考える人もいるかもしれませんが、そこまでする必要はありません。辞めたい、やめるべきだというあなたの気持ちに従いましょう。
どうやって自分の穴を補うか考えたり迷惑をかけることをきちんと謝ったりして、きちんとけじめをつけてやめれば、あなたが責められることはありません。
部活をやめるというのは勇気もメンタルも必要なことですが、あと一歩頑張って踏み出してみましょう。
まとめ;全ての選択はあなたの責任
ここまで、医学部の部活を辞めたい人向けに、本当に部活をやめるべきなのか、部活をやめる時にはどんなふうに辞めれば良いのかということについて説明してきました。
部活をやめる上では、
- 部活を辞めたいと思った理由を確認する
- 部活に入った目的や続けていた理由を確認する
- 部活をやめることが部活を辞めたい原因を解決する方法として正しいのか考える
以上の流れに沿って、あなたが責任を持って決めることが大切です。全ての選択はあなたの責任です。誰かの意見に従ったり何かに流されたりして辞めてしまえば必ず後悔します。
一度しかない医学部の大学生活、後悔のないものにするために、逃げるのではなくあなたがやりたいことをするようにしましょう。
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