医学部に入学したばかりの1年生の中には、どの部活・サークルに入るのがおすすめか迷っている人もいるでしょう。
部活選びに失敗すると、医学部という狭いコミュニティであるが故に、人間関係で面倒に巻き込まれたり、大学生活に支障が出たりと色々な問題が起きてしまうかもしれません。
当記事では、医学部の学生におすすめの部活とその選び方について説明しました。
バイトや勉強をしながら部活にも入って、楽しい大学生活を送りたいという医学生の人はぜひご覧ください。
そもそも医学部で部活・サークルに入るべきか否か迷っているという人は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
医学部では部活に入らないとまずい?入部のメリット・デメリットを解説!
【医学部生向け】おすすめの部活の選び方
まずは医学部生向けおすすめ部活の選び方について説明します。
部活を選ぶうえでは次の4点に注目しましょう。
- どのような活動をするのか
- 部活の雰囲気が良いか
- 活動の頻度や時間は適切か
- 部活の費用が負担になりすぎないか
以上の4つについて詳しく説明します。
選び方①どのような活動をするのか
医学部の部活を選ぶ上で、まず大切になるのがその部活でどのような活動をするのかということです。
具体的には、
- その部活の活動を楽しめるか
- 活動にちゃんとついていけそうか(続けていけそうか)
- 活動がハードすぎないか
以上のような点に注目して選んでみましょう。
やったことがあるか、上手いかどうかということは、部活を選ぶ上で必ずしも重要ではありません。
たとえやったことない活動でも自分が楽しいと感じるのであれば始めてみるべきです。
大学の部活では、高校まででやったことない部活を選ぶ人も大勢います。
新しいことに挑戦することで、自分の視野も広がります。異なる分野や専門外の部活に参加することで、今までとは少し異なる面白い友達や先輩、後輩に出会うことができるかもしれませんし、新しい知識を得ることもできますよ。
選び方②部活の雰囲気が良いか
次に医学部の部活を選ぶ上で重要になるのが部活の雰囲気です。選んだ部活の雰囲気が自分の性格に合っているかどうかで、部活動の満足度や楽しさも変わってきます。
基本的に大学の部活動は学生によって運営されています。そのため、部活ごとにその部活の色が出やすいと言えるのです。
- 練習からプラベートまで先輩、後輩に関わらずメンバー同士の仲が良くフレンドリーでアットホームな雰囲気
- 普段はメンバー同士の仲が良くフレンドリーだけど練習やトレーニングは厳しくてメリハリがある雰囲気
- 活動中のミスや遅刻、上下関係などが厳しく礼儀正しい雰囲気
- 部活の日や休みの日は毎日のように飲むノミサー
このほかにも、同学年では仲が良いけど上下のつながりは希薄だったり、部活中は仲良いけれど部活のイベントなどが少なくプライベートではあまり関わることがなかったり、留年生が多くて留年に対する価値観が変わっている雰囲気だったりと、色々な雰囲気の部活があります。
雰囲気の合わない部活に入部してしまうと、その活動自体は好きでも人間関係の面でストレスを感じてしまい、部活に入ってから後悔することにもなりかねません。
基本的に新歓期間は1年生に入部してもらうために猫をかぶる部活がほとんどです。1回見学に行っただけで決めるのではなく、何回か部活の練習やイベントに参加したり、仲良くなった先輩や友人に聞いたりして自分に合った雰囲気の部活に入部しましょう。
選び方③活動の頻度や時間は適切か
医学部の部活を選ぶ上では、活動の頻度や1回の部活で取られる時間もきちんと考慮しなければなりません。
医学部は、授業や実習で忙しく、進級のために突破しなければならない試験も多く存在します。そのため、勉強に取られる時間も他の学部に比べるとかなり多いです。一方で、医学部の部活やサークルによっては、きちんとした理由がなければ休むことが許されないところもあります。
基本的に、
- 野球部
- バスケ部
- サッカー部
- バドミントン部
- ラグビー部
- 吹奏楽部
などの部活は、部活の雰囲気が厳しく部活を休むことに寛容でないところが多いです。
大学生活を充実したものにするためには、バイトや趣味のために使う時間も必要です。
- その部活が週何回行われているのか
- 1回何時回程度行われるのか
- 部活を休むことに寛容的なのか
- 理由がなければ休むことができないのか
ということにも着目し、自分のやりたいことをするために必要な時間を考慮した上で、きちんと部活をこなしていけるのか考えて部活を選びましょう。
選び方④部活の費用が負担になりすぎないか
部活の費用も医学部で部活を選ぶ上で考慮すべき重要な要素の1つです。
一部の部活動では、特定の機材や道具、ユニフォームなどで多くの費用が必要になることがあります。道具だけでなく、練習試合や大会が多い部活であれば遠征費が定期的に必要だったり、イベントへの参加費や新歓費として多額の費用が必要だったりすることもあります。
基本的に以下のような部活は、買わなければならない用具が多かったり遠征や練習のために交通費や施設代が必要になったりと、費用が高額になる場合が多いです。
- 吹奏楽部
- 軽音部
- 剣道部
- ゴルフ部
- 馬術部
- アイススケート
- 野球部
- バスケ部
- テニス部
その他、
- 強豪の部活動
- 人数の少ない部活
- イベントの多い部活
などは、お金のかかる場合が多いです。
かかる費用と自身の経済状況を考慮した上で、予算内で活動できるかきちんと確認することが重要です。
【医学部生向け】おすすめの部活7選!
ここまで部活の選び方について説明してきましたが、高校まででこれといった活動をやってきたことがない人や大学から何か新しいことを始めたいと思っている人の中には、具体的に何の部活がおすすめなのかわからない人もいるかもしれません。
ここでは、大学生活を充実したものにするために何か新しい部活を始めたいという人に向けて、現役医学生の立場から医学部でおすすめの部活7選をご紹介します。
選んだ基準は、
- お金がそこまでかからない
- 部活自体厳しすぎず勉強やバイトとの両立がしやすい
- 部活の雰囲気が良く部員同士が仲の良い傾向にある
- どの大学の医学部にもある定番の部活
以上4点です。
おすすめ①水泳部
医学部でおすすめの部活動1つ目が水泳部です。
水泳部の場合、水着さえあれば良く、特に特殊な道具は必要ありません。部活にかかるお金が圧倒的に少ないと言えます。
また、初心者や運動が苦手な人も多く入部する印象で、初心者経験者問わず仲良い雰囲気、かつ練習も基本的にはゆるめなところが多いです。
水泳部は個人競技としても楽しめますが、リレーなどの団体戦もあります。チームワークや協力が求められる場合もあり、メンバー同士の結束も生まれやすいです。
水泳では、腕、胸、背中など上半身にかなり筋肉がつくので、体を鍛えたいと思っている男子には特におすすめです。
おすすめ②陸上部
医学部でおすすめの部活動2つ目が陸上部です。
陸上部では、専用の靴や道具が必要となることがあるので、水泳と比較すると少しお金がかかりますが、他の部活と比べると必要な費用はかなり少ないです。
また、水泳部同様、初心者や運動がそこまで得意でない人も多く入部する印象で、初心者経験者問わず仲良い雰囲気、かつ練習も基本的にはゆるめなところが多いでしょう。
陸上部は個人競技だけでなく、リレーや団体戦もあります。団体での活動はチームワークが求められることもあるので、メンバー同士の団結力も強まります。
大学日入ってから何か運動を始めたいと思っている人にとって、陸上部は男女問わず誰にでもおすすめです。
おすすめ③軽音部
医学部でおすすめの部活動3つ目が軽音部です。
軽音部はギターやベース等、専用の機器が必要になるので、お金がかかるように思われがちですが、こだわらなければそこまでお金が必要になることはありません。
ギターやベースは中古の楽器屋で購入すれば、周辺の機器含めて1万円程度で全て揃います。また、ドラムやキーボードであれば、部活単位で楽器を保有していることが多いので、自分で買わなければならないということもありません。
経験者も一定数いますが、大学に入ってから始める人も経験者と同じくらいいる印象です。初心者経験者問わず仲良い雰囲気で楽しんで部活をしている人がかなり多いように思います。
また、基本的にはバンドを組んでライブに出ることになりますが、ライブに出ることを強制される軽音部はほとんどありません。そのため、勉強やバイト、その他の趣味との両立もしやすいと言えます。
大学で何か新しい部活を始めたいと思っている人で、音楽に興味のある人は新歓だけ参加してみるのもおすすめです。
おすすめ④テニス部
医学部でおすすめの部活動4つ目がテニス部です。
テニス部はテニスラケットや練習着、ユニフォームなどが必要になるので少しお金はかかりますが、他の部活に比べるとそこまでお金はかかりません。
また、経験者も一定数いますが、大学に入ってから始める人も結構いる印象です。初心者の人でも始めやすいでしょう。
医学部のテニス部といっても軟式テニス部と硬式テニス部の2種類あるところが多いですが、勉強やバイトと両立、楽しい雰囲気で部活をしたいのであれば軟式テニス部をおすすめします。
どの大学の医学部でも、硬式テニス部は伝統があり練習も厳しいところが多いですが、軟式テニス部は、先輩から後輩まで仲がよく練習も緩い印象のところが多いです。
大学で何らかの運動部に入りたいと思っている人は、ぜひ軟式テニス部も検討してみましょう。
おすすめ⑤フットサル部
医学部でおすすめの部活動5つ目がフットサル部です。
専用のシューズと服さえあればできるため、かかるお金はテニスなど他の部活と比較しても少ないです。
初心者や運動がそこまで得意でないという人、再受験生など様々な人が入部する印象で、初心者経験者問わず仲良く楽しい雰囲気のところが多い印象です。特に、女子でサッカー経験者はかなり少ないため、初心者で何か新しく運動を始めたい、みんなと楽しくワイワイ部活をしたいという人には特におすすめです。
ただし、男子の場合はサッカーをやっていた人や他の運動部に入っていたという人も一定数いる印象。テニス部や水泳部などと比べると経験者も多いので、ちゃんとついていけそうか新歓で確認したうえで入部するようにしましょう。
おすすめ⑥ダンス部
医学部でおすすめの部活動6つ目がダンス部です。
ダンス部では、基本的に衣装が必要になるので少しお金はかかります。
しかし、初心者や運動がそこまで得意でないという人も多数入部するところが多いので、初心者経験者問わず仲良く楽しめるでしょう。基本的に女子の多い部活ですが、男子でも入部する人は一定数います。
練習も強制のところはほとんどなく、どこまでやるかは自分の裁量次第なので、大学で何か始めたいと思っている人はぜひ検討してみましょう。
おすすめ⑦医療系サークル
医学部でおすすめの部活動7つ目が医療系のサークルです。
どの大学の医学部にも医療系のサークルや部活はいくつか存在します。勉強会やイベントを通して医学の知識を深めたり様々な医療系学生や教授、先生と交流するために活動していることが多いです。
幹部になれば別ですが、基本的に参加を強制されることはないので、気になる人はぜひ新歓などに参加してみましょう。
まとめ
医学部に入学したばかりの1年生にとって入る部活を選ぶのは難しいかもしれませんが、今後の大学生活にも影響してくるので大事なことです。部活を選ぶうえでは、
- どのような活動をするのか
- 部活の雰囲気が良いか
- 活動の頻度や時間は適切か
- 部活の費用が負担になりすぎないか
以上の4点に着目することが大切です。
しかし、高校までで部活に入っていなかった人や大学から新しいことを始めたいと思っている人の中には、具体的に何の部活がおすすめなのかわからない人もいるでしょう。そのような人はとりあえず下の部活の新歓に行ってみることをおすすめします。
- 水泳部
- 陸上部
- 軽音部
- テニス部
- フットサル部
- ダンス部
- 医療系サークル
部活・サークルを通して得られた経験はなにものにも変え難いものになりますし、忙しい医学部での勉強の息抜きになったり、先輩、後輩、他学部学科、他大学の学生との人脈作りにもなったりします。自分が楽しめる部活をきちんと選んで大学生活を充実したものにしましょう。
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