医学生の皆さんの中には、
- 付き合って長い彼女・彼氏がいるけど、結婚はどのタイミングがベストなのか
- 医学部在学中(5年生・6年生)で学生結婚するのもありなのか
悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
結婚したいと思える本当に好きな人と出会えたとしても結婚のタイミングを間違えれば、今後の関係悪化にもつながりかねません。
当記事では、
- 在学中(5年生・6年生)に結婚するメリット・デメリット
- 医学部男子と医学部女子で、学生結婚はタイミングとしてはどうなのか
- 学生結婚する上で幸せになるために必ずやるべきこと
について説明しました。
今付き合っている恋人との今後の関係をより良いものにするためにも、在学中に結婚するメリット・デメリットをきちんと理解したうえで、自分たちはどのタイミングで結婚するのが1番良いのか見極めましょう。
在学中(5年生・6年生)に結婚するメリット
まずは、在学中(5年生・6年生)に結婚するメリットについて説明します。
▼医学生が学生結婚するメリット
- 結婚する上ではいろんな準備が必要だが、ある程度時間的に余裕がある
- 早くからライフプランを立てることができる
- 結婚式の煩わしいしきたりを気にしなくて済む
学生のうちはある程度時間的に余裕がある
医学生が学生結婚するメリットの1つ目は、学生のうちはある程度時間的に余裕があるということです。
結婚を決めたらやることがたくさんあります。
- 親へのあいさつ
- 結納・両家顔合わせ
- 婚約指輪の用意
- 婚姻届けの提出
- 各種「氏名変更」の手続き
- 結婚助成金の申請
- ハネムーンの計画
など、たくさんの手続きや準備が必要です。
医学部の学生ですので、大学の勉強や実習で忙しいとは思いますが、医者として働き始めるときよりは時間的に余裕があるでしょう。
そのため、ある程度ゆとりをもって結婚やそれに伴う手続きを進められます。
また、普通役所の窓口や金融機関は平日にしか空いていないので、働き始めた後だと仕事都合上、時間を取って行くのが難しいこともあります。
学生のうちであれば、平日でも時間があることも多いので、手続きも進めやすいでしょう。
早くからライフプランを立てることができる
医学生が学生結婚するメリットの2つ目が、早くからライフプランを立てることができるということです。
結婚してからは次のようなライフイベントがあります。
- 妊娠・出産
- 育児
- マイホームや車の購入
- 海外旅行
医学生の場合、将来医者として働くので、仕事量が多く大変なうえ、責任も重大です。そのため、早くからライフプランを決めておかないと、働き出してからでは実現するのがなかなか難しい場合があります。
例えば、医者になって働き始めてからだと、子どもが3人欲しいと思っても、仕事の責任が重くなってしまっていたり年齢的に厳しかったりするかもしれないのです。
しかし、学生のうちに結婚してライフプランをきちんと決めておけば、子どもが何人欲しいという願望も実現しやすいです。
結婚すれば、より現実的に将来のライフプランを明確に決められるので、その点も在学中に結婚するメリットです。
結婚式の煩わしいしきたりを気にしなくて済む
結婚式の煩わしいしきたりを気にしなくて済むというのも、医学生が学生結婚するメリットの1つです。
医局・病院によって独自のルールが決まっていることが多いため、医者になってから結婚する場合には、たくさんのしがらみがあるようです。
結婚式の会場やプランが決まっていたり、上司や職場の関係者を必ず呼ばなければならないという暗黙の了解があったりします。
そのため、思い出に残るような楽しくてカジュアルな式を挙げるのは難しいこともあります。また、他の医者の結婚式とも比較されるので、結構な金額を式に掛けなければならなくなるようです。
このように、医者になってからだと様々なしきたりや病院ごとの暗黙のルールがあるため、結婚式を煩わしく感じることがあるかもしれません。
しかし、学生のうちに結婚式を挙げてしまえば、式に呼ぶのは親しい友人や親族だけで済みますし、気楽で楽しい式を挙げられる可能性が高いです。
在学中(5年生・6年生)に結婚するデメリット
次に、在学中(5年生・6年生)に結婚するデメリットについてみていきましょう。
▼学生結婚するデメリット
- 国試や卒試の勉強の妨げになる可能性がある
- 経済的負担が大きい
- 研修病院先が絞られる
- 友人関係が疎遠になる可能性がある
国試や卒試の勉強の妨げになる可能性がある
学生のうちの方が医者になってからよりは時間があると言っても、医学生ですので勉強しなければならないことはたくさんあります。
在学中、5年生や6年生で入籍する場合には、結婚に際してたくさんの準備や手続きが必要になるので、それが国試や卒試の勉強の妨げになるということは考えられるのです。
また、結婚後すぐ子供を産むことを考えている場合には、子育てと勉強を両立させる必要もあります。
5年生までにある程度勉強が完成させられている人であればそこまで負担にならないかもしれませんが、今までちゃんと勉強してこなかった人にとってはかなり負担に感じるでしょう。
このように、国試や卒試の前に結婚したいという場合には注意が必要です。
経済的負担が大きい
学生結婚のデメリットとして経済的負担が大きいというのも挙げられます。
- 結納式・両家顔合わせの食事会
- 婚約指輪
- 結婚式(挙式・披露宴)
- ハネムーン
- 子育て
など、結婚に際して多くのお金が必要です。結婚費用の総額は370万円とも言われています。
学生のうちにこの金額をバイトで稼いでためるのは難しいでしょう。そのため、お互いの両親にも相談したうえで、全員がきちんと納得する形で籍を入れることが大切になってくるようです。
- 親にお金を出してもらうのか
- 働き出してから返すのか
- 式を簡素な形で終わらせるのか
など、きちんと話し合うことが大切です。
研修病院先が絞られる
学生結婚する場合、自分の将来の希望・キャリアプランとは別の形で研修病院先が絞られる可能性があるということも1つのデメリットです。
- 地元の病院や自分の行きたい病院には就職せず、相手の希望に合わせて研修先を選ぶのか
- お互いが譲歩して比較的近い場所にある病院で研修するのか
- お互いの希望を優先して、研修中は別居するのか
研修病院先に求める条件や希望はカップルで若干異なるので、各々でどのように選択するかマッチングの際にきちんと考えなければなりません。
その際、学生結婚して2人の関係を優先させれば、希望とは違う選択をしなければならないこともあるでしょう。
自分の意志とは違う形で研修病院先が絞られることもあるということには注意しておきましょう。
友人関係が疎遠になる可能性がある
在学中に結婚すれば、今までの友人関係や研修病院先での友人関係が疎遠になる可能性もあります。
これは、結婚して家庭を持つことで、パートナーや家族のことを考えてお金を使わなければならなくなったり、家庭を持つ身として責任感のある行動をしなければならなくなるためです。
また、早い段階で子供が生まれれば、育児にも時間を取られることになります。そもそも飲み会や遊びに参加できる時間と余裕も少なくなりますし、体裁的にも遊びへの参加率は減るでしょう。
子供が生まれたばかりなのに飲み会に参加している人がいたら、「この人は家庭を顧みない人なのかな」と思ってしまいますよね。
このように、結婚後は家庭を持つ責任や子育て・育児によって、友人との関係が疎遠になりがちだということには注意しておきましょう。
学生結婚って結婚のタイミングとしてどうなの?
ここからは、在学中に結婚するメリット・デメリットを踏まえたうえで、学生結婚が結婚のタイミングとしてどうなのかということについて男女別に説明します。
医学部男子の学生結婚はタイミングとしてどう?
結論から言うと、医学部男子にとって学生結婚は結婚のタイミングとして少し早い(研修医になってからでも遅くない)と言えます。
この理由は、医学部男子のモテ期は実際に医者になって働きだしたときにやってくるからです。
医者になれば、医学生のころとは比にならないくらいモテると言われています。
医者という職業の将来性・安定性によるものかもしれませんし、医師という職業が持つ「尊敬される職業」「高い知識や技術を持つ人」「社会貢献をしている人」というイメージによるものかもしれません。
女性との出会いも増えますし、女性からアプローチされることもしばしばあるようです。男性の医者であれば30代くらいまでは普通にモテるので、学生のうちに焦って結婚する必要はないと言えるのです。
もちろん、今付き合っている彼女のことが好きで本気で結婚したいと思っている人がいるという場合があることも分かります。結婚しない場合の相手の気持ちや今後の関係性に対する心配もあるでしょう。
そのような人はたとえ医学部の男子だとしても学生結婚するのは全然ありだと断言できます。モテるからと言ってそこまで良いと思える異性と今後出会える保障はどこにもありません。
ただし、ちょっとでも結婚すべきか迷っているのであれば、研修医になってから結婚するか考えるのでも全然遅くないと思いますよ。研修医になってから結婚することだってできますし、もしかしたらその人より本気になれる相手がいるかもしれません。
「彼女のために結婚する」、「誰かに言われたから結婚する」のはやめましょう。自分の人生ですので、自分が納得できる答えを選ぶことがまず何よりも大切です。
医学部女子の学生結婚はタイミングとしてどう?
医学部女子にとって学生結婚はベストタイミングだと言えます。
この理由は、女性の場合、医学生・研修医のころにモテたとしてもそれ以降はどんどんモテなくなっていくことが多いからです。
男性はプライドが高い生き物なので、自分より稼ぎや地位の低い女性を好む傾向があります。それに対して、女医はお金も地位もあるため、世の中の男性からは敬遠されがちなのです。
そのため、医学生、もしくは研修医の時期に結婚相手を捕まえておかないと、婚期を逃す可能性があります。医学生のうちに結婚できるならしてしまった方が良いのです。
また、学生のうちに結婚しておけば、若いうちに子供が産めるというメリットもあります。学生の間に出産まで済ませておけば、医師の成長期として大事な働き始めてからの数年間に出産の時期が被りません。そのため、医者としてのキャリアに影響が出ることも少ないでしょう。
医学生のうちに本当に結婚しても良いと思える相手を見つけておいて卒業と同時に結婚するのが女子医学生にとってはおすすめです。
ただし、結婚後の子育てと勉強の両立は時間的にも体力的にも大変ですので、ある程度の覚悟は持っておきましょう。
学生結婚する上で幸せになるために必ずするべきこと
学生結婚を決めた後、幸せになるために必ずするべきことをご紹介します。
- それぞれの親に承諾を得る
- 将来のことについて話し合う
それぞれの親に承諾を得る
まずはそれぞれの親に承諾を得るようにしましょう。
学生結婚をする場合、年齢面や収入面の問題から親に反対されることがしばしばあります。
そんな時、「どうしてわかってもらえないのか」といらだつ気持ちはわかりますが、粘り強く親の承諾を得ようとする姿勢が大切です。
親の同意を得られないまま結婚すると、その後、両親と音信不通となってしまうケースもあります。また、金銭的な援助が受けられなくなる場合もあるので、2人だけで結婚に際する手続きや準備を十分に進めるのが難しくなるかもしれません。
親子の関係を良好に保つためにも、金銭的・精神的サポートを受けるためにも、それぞれの親に承諾を得ることは大切です。
将来のことについて話し合う
次に大切なのが、将来のことについて話し合うということです。
- 研修病院先
- 住まいについて
- 経済的な問題
- 子どもはいつ作るか
などについてきちんと話し合っておきましょう。これらについて話し合い、ちゃんと詳細を決めておくことは学生結婚を親に認めてもらう上でも大切になるかもしれません。
また、結婚後、幸せな生活を送るためにも2人のルールは決めておいた方が良いでしょう。
- 家事の分担
- お金の管理方法
- 休日の過ごし方
- 家族との関係
- 喧嘩後の仲直り方法
などを決めておくとすれ違いが起きない幸せな結婚生活になりますよ。
まとめ:医学生でも学生結婚はタイミングとしてあり!
医学生にとって在学中(5年生・6年生)に結婚するメリット・デメリットについてみてきました。結論から言うと、
- 医学部の男子にとって学生結婚は結婚のタイミングとして少し早い(研修医になってからでも遅くない)
- 医学部の女子にとって学生結婚は結婚のタイミングとしてベスト
と言えます。
ただ、タイミングとしてどうであれ、本当に大切なパートナーと出会えたと思うのなら学生であったとしても結婚すべきです。
医学部の在学中に結婚する人は割とたくさんいますし、タイミングとしても早すぎることはありません。
- それぞれの親に承諾を得る
- 将来のことについて話し合う
結婚しようとしている相手が本当に信頼できる最高のパートナーなのであれば、以上をきちんとクリアしたうえで、在学中に結婚してしまいましょう。
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